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一息ついておしぼりを広げると、覆面を被った正体不明の男が現れる。ヒーローというよりも悪役。それも本編に大きく関わらないような端役。彼らは主人公にはなれないけれど、それぞれが淡々と日常を過ごしている。穏やかに仲間と笑ったり、やりきれない思いに泣いたり、どうしようもない事に怒ったり。決して語られることはないが、きっと彼らなりの小さな幸せと、充実感を持って生きているのではないか。表舞台に立つような華やかな存在ではないけれど、彼らの不器用で愚直な生き方も大きな魅力にあふれている。
パンチ一発で画面から弾き出されてしまうようなエンドロールではなく、希望を持って行き続けていく彼らの姿を表現していきたい。

尾花賢一(Kenichi Obana)
推薦アーティスト
1981年、群馬県生まれ。秋田県を拠点に活動する。近年の主な展示に「国際芸術祭あいち2022」(常滑市、2022)、「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2022」(文翔館、山形、2022)、「瀬戸内国際芸術祭2022」(香川県多度津町、2022)、「VOCA2021」(上野の森美術館、東京、2021)など。
また受賞歴として上毛芸術文化賞(2022)、VOCA賞(2021)、Tokyo Midtown Award 優秀賞(2015)、LUMINE meets ART AWARD 準グランプリ(2014)など。
http://www.kenichi-obana.com
尾花賢一(Kenichi Obana)
推薦アーティスト
1981年、群馬県生まれ。秋田県を拠点に活動する。近年の主な展示に「国際芸術祭あいち2022」(常滑市、2022)、「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2022」(文翔館、山形、2022)、「瀬戸内国際芸術祭2022」(香川県多度津町、2022)、「VOCA2021」(上野の森美術館、東京、2021)など。
また受賞歴として上毛芸術文化賞(2022)、VOCA賞(2021)、Tokyo Midtown Award 優秀賞(2015)、LUMINE meets ART AWARD 準グランプリ(2014)など。
http://www.kenichi-obana.com
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